弁護士費用について
弁護士費用の種類
弁護士費用には以下のものがあります。
- 事件費用
- 法律相談料
- 書面作成費用
- 手数料（他の類型に当てはまらない法律事務処理の手数料）
- 顧問料
事件費用は、裁判、あるいは裁判外での事件処理に要する費用で、その内訳は以下のように分かれます。
- 着手金
事件依頼の際に、その事件を進めるにあたっての委任事務処理の対価としてお支払いいただくもので、依頼された事件の成功・不成功にかかわらず、お返し致しません。
この費用は、訴訟であれば審級ごとに必要になります。また、示談交渉から調停に移行する場合、示談交渉から訴訟に移行する場合、調停から訴訟に移行する場合のように、手続等が移行する都度必要になります。
ただし、同一事件について上記の理由により２回以上の着手金を頂く場合は、２回目以降の着手金額は、既に１度以上着手金を頂いていることを考慮して減額する場合があります。- 報酬
事件が終了したときに、その成功の度合い（例えば、請求金額に対して裁判で認容された金額の割合）に応じてお支払い頂くものです。
- 実費
収入印紙代、切手代など、委任事務処理を行う上で必要な実費です。
- 旅費・日当
遠方の裁判などへ出張しなければならない場合にお支払い頂くものです。
当事務所の弁護士費用
事件費用、書面作成費用以外の費用については下記ページをご参照下さい。
- 法律相談料については法律相談のページ
- 顧問料については法律顧問（顧問弁護士）についてのページ
書面作成費用
- 内容証明郵便
52,500円〜105,000円（当事務所から送付する場合には実費を加算）
ただし、実質的に交渉の一部として内容証明郵便を送付する場合にはこの限りではなく、事件費用に準じて計算します。
- 契約書
難易度や経済的な意義に応じて
105,000円〜525,000円
（フランチャイズ契約書など、特殊な場合にはこの範囲に収まらない場合もあります）- 遺言書の原稿
項目の多さや遺産の額に応じて
105,000円〜525,000円- 上記以外
上記の金額に準じて決めさせて頂きます
手数料
他の類型に当てはまらない法律事務処理の費用を広く含むので、厳密に決めておくのは困難ですが、時間制でお引き受けする場合は
タイムチャージ １時間あたり31,500〜42,000円
時間制でお引き受けしない場合は、その法律事務に要すると思われる時間を予め予測し、タイムチャージの場合と同程度になるようにお見積もりします。
事件費用
- 着手金
民事事件の場合、原則的に、争いの対象の経済的利益に対して、以下の基準により計算した金額（消費税別）となります。
- ３００万円以下の部分 : ８％
- ３００万円を超え３０００万円以下の部分 : ５％
- ３０００万円を超え３億円以下の部分 : ３％
- ３億円を超える部分 : ２％
例えば700万円を請求する場合は、300万の８％ + (700万 - 300万)の５％というように計算します。
ただし、
- 着手金額の下限は、定型性が高い案件の場合には10万円程度、定型性の低い案件の場合は30万円程度とさせて頂きます。
- 上記の計算により算出した金額に対し、訴訟の難易度に合わせて30%前後の範囲で増額させて頂く場合があります。
また、知的財産関連事件の場合は、概して難易度が高く、多くの時間を要することが多いため、一般民事事件の場合の２倍ほどの金額にさせて頂く場合があります。 - 着手金の金額と、勝訴の見込みのバランスを考慮し、勝訴の見込みが高い場合には着手金を減額できる場合があります。
- 調停または交渉（示談）による場合、早期に勝訴的解決の見込みがある場合には、着手金の額を30%を限度として減額できる場合があります。
- 逆に、着手金が低く、かつ勝訴の見込みも低い場合にはご依頼を受けられない場合があります。
- 報酬
一般民事事件の場合、原則的に、争いの対象の経済的利益のうち、ご依頼の成功した部分に対して、以下の基準で計算した金額（消費税別）となります。
- ３００万円以下の部分 : 16％
- ３００万円を超え３０００万円以下の部分 : 10％
- ３０００万円を超え３億円以下の部分 : ６％
- ３億円を超える部分 : ４％
例えば700万円を請求し、500万円が認容された場合は、300万の８％ + (500万 - 300万)の５％というように計算します。
ただし、
- 以上の計算により算出した金額に対し、訴訟の難易度に合わせて30%前後の範囲で増額させて頂く場合があります。
- 着手金の金額を、前記着手金の原則的計算方法による金額より低くした場合には、報酬を増額させて頂く場合があります。
- 実費
実際にかかった金額を、必要になる都度請求させて頂きます。
- 旅費・日当
旅費（交通費及び宿泊費）は実費を請求させて頂きます。
日当は、以下のとおりとさせて頂きます。
- 宿泊を要しないが、半日以上の出張を要する場合（基本的に、関東エリアのうち、東京・神奈川・埼玉以外）は52,500円
- 宿泊を要する場合（基本的に関東エリアの外）は１泊あたり105,000円